安満の里 春日講

春日町は、世界遺産暫定リスト「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産です。

「長崎の教会群」とは?」

「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は、450年以上にも及ぶ、日本におけるキリスト教の伝播と浸透のプロセスを示す歴史的遺産です。その歴史は決して平坦なものではなく、「伝来と繁栄」、「弾圧と潜伏」、そして「復活」という、世界でも類を見ない独自のプロセスが長崎地方で展開しました。

  • 長崎県世界遺産登録推進室ホームページ
  • 春日町は、「平戸島の聖地と集落」として、構成資産に選ばれています。

    丸尾様祭り春日町は、16世紀に布教が始められたことが宣教師書簡などから確認されます。また、住民はみなカトリックであり、十字架や教会堂が建てられていたとも書かれています。潜伏時代に入ると、春日町においても潜伏キリシタンとして信仰を継承し始め、平成に入るまで【かくれキリシタン】という伝統文化のもとで行事などが引き継がれてきました。
    現在も、納戸神とよばれるご神体を家屋に祀り、17世紀初頭と考えられるキリシタン墓地の周辺で行事を継続する春日町は、450年に及ぶキリスト教の伝播と浸透のプロセスの中で、日本的な生活環境、自然環境及び民俗的慣習に独自の形態で順応した宗教的・文化的伝統が形成されたことを物語る稀有な物証であるとして、構成資産になりました。

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